私たちの考え方
着地型観光とは、地域に根ざし、地域とともにつくる観光です。
私たちは「責任」と「覚悟」を持ち、以下の視点で観光開発に取り組んでいます。
観光における2つのIP
Interpretation
インタプリテーション
「心に響かせる伝え方」
単なる事実説明ではなく、人々がその「意味」や「価値」を感じ、自分ごととして理解できるように伝えること。
訪問者が深く理解し共感するだけでなく、地域の人々との意識共有にも有効な手法です。
Intellectual Property
知的財産
「地域ブランドの知財化」
観光体験という無形財産をブランド化・権利化することで差別化を図ります。
「ここにしかない理由」を守り発信することで、唯一無二の体験を保証し、地域の誇りを醸成します。
域内調達率 × 地域接続度
見える経済効果だけでなく、見えない価値(信頼・共感・誇り)を重視します。
域内調達率(見えるもの)
- ・地域事業者数
- ・地域食材利用
- ・宿泊・交通費
地域接続度(見えないもの)
- ・地域との信頼関係
- ・ホスピタリティの質
- ・地域文化との共鳴
- ・誇りや記憶の共有
DMC事業(旅をつくる)
ガイドの力 × 地域資源 × 広域連携で東北における高付加価値な旅を造成・販売する。
Tohoku Local Secret Tours
(東北の魅力を満喫する旅)
公式サイトを見る
→
ATTRACXI®
(ドライバーガイドが案内する東北の旅)
少人数グループ対応
(少人数だから辿り着ける東北の旅)
観光コンサルティング事業(地域を強くする)
「作って・売って・受け入れる」を実践してきた弊社だから提供できる、現場で実践できる伴走型観光コンサルティングです。
実際にツアーを造成し・自ら販売し、そしてガイドとして現場に立ち、旅行者の反応を受け取って改善し続けてきたDMCだからこそ、
「売れる」「継続できる」「地域に利益と誇りが残る」本物の観光を提案できます。
提供内容
- ● ツアー造成支援(国内・インバウンド)
- ● 地域資源の磨き上げ/高付加価値化
- ● 広域ルート造成(県境を超えた連携)
- ● DMO運営支援(商品・体制・商流)
- ● ガイド育成・受入体制整備
- ● トレイル×自然活用×保全モデル設計
- ● OTA戦略(販売導線最適化)
ガイドという“現場”、DMCという“商流の出口”の双方を持つことが強みです。
机上のコンサルでは終わらせず、地域で実行され、成果が残るところまで伴走します。
(体験のIP化/広域ブランド設計)
(域内調達率の向上/一次産業連携/特別な体験設計)
(トレイル造成/周辺観光設計/Trail & Train モデル)
(テーマ別ルート造成/台湾など海外との相互交流)
(登山道整備/寄付スキーム/環境負荷の見える化)
(住民対話/観光への違和感の解消/誇りの言語化)
(写真・動画・コピー/SNS戦略/ブランドブック)
(ガイドドライバー制度/タクシー連携/広域運行モデル)
(商品・受入・安全管理・ガイド体制の統合/海外営業)
代表プロフィール
西谷雷佐プロフィール
2012年、着地型観光に特化した「たびすけ」を創業。「短命県体験ツアー青森県がお前をKILL」等、地域の暮らしぶりに注目したツアーを多数企画実施。2018年、インバウンド旅行事業に特化した「インアウトバウンド仙台・松島(第2種旅行業、2024年に社名をインアウトバウンド東北に変更)」を創業。自身もガイドとして国内外観光客のアテンドを行い、これまでのガイド対応実績は1,200名を超える。
2020年よりAdventure Travelに注力し世界サミットに複数参加、「Adventure Week 2025東北」の誘致にも関わる。2025年、次の時代のガイド育成及び認証を行う「ガイドの力で日本の観光を盛り上げるプロジェクト」を創立、代表理事就任。全国で年間50回以上サスティナブル/アドベンチャーをテーマとした講演や研修を行い、地域資源を活用したツアー造成、インバウンド対応、ガイド育成等のコンサルティングにも積極的に取り組んでいる。
後藤光正プロフィール
2016年、広告と観光のキャリアを融合し「東北の魅力を世界へガイドする」を理念にアトラク東北株式会社を創業。土地の風土・歴史・自然・文化を丁寧に読み解き、それらを物語として再編集することで、観光コンセプト設計からツアー造成、販路構築、受入体制整備までを一貫して担う“観光まるごとプロデューサー”として地域と伴走してきた。地域を単発的に消費するのではなく、点在する資源をつなぎ、広域の「線」として旅を設計することを信条とする。
2018年からはインアウトバウンド東北取締役として、英語ガイド兼ドライバーによるAttracxiやBar Hopping Tourなど高付加価値な体験型商品を展開。
2022年には磐梯朝日国立公園・岳温泉に歩く東北研究所を設立し、歩く旅やロングトレイルを軸に、観光の活用と保全を両立する持続可能な地域づくりに取り組んでいる。
スポットコンサル・講演
オンライン60分 1回
アドバイスと最初の1歩の提案
オンライン60分 3回
※現状診断とはじめの一歩のステップ提案
※ケースバイケースのため参考価格
2時間〜
※内容により価格は変わります。
その他、専門家派遣、講演ほか各種対応可能です。
東北ネットワークを活用し、東北の各種DMCと連携したサポートプランも可能です。
主な取り組み事例
「域内調達率」と「地域接続度」を意識した具体的なプロジェクト事例です。
バーホッピング & シーフードツーリズム
「常連が繋ぐ、一時的なローカル体験」
単なる食べ歩きではなく、横丁の歴史や世界観を解説。お気に入りのお店を常連(ガイド)が繋ぐことで、参加者も一時的に「常連」のような体験ができます。仙台で生まれたバーホッピングの知見を東北6県へ横展開もスタート。
また、松島湾一体を湾を主語にとらえ「松島湾を食べる」というテーマで繋ぎ、魚市場のマグロのせり見学や、漁師、蔵元、生産者など1次産業の皆様の協力をいただき、塩釜や松島のエリア食文化連携を促進しています。
ATTRACX®(アトラクシー)
「ガイド+1の発想」
ガイドが2種免許を持ち、ドライバー業務も兼務することで、ガイドの収入向上とローカルへの誘客(交通アクセスの課題解決)を同時に実現。
タクシー会社との連携により、英語ドライバー不足の解消にも貢献しています。
歩く台湾 & 歩く東北
「インとアウト、双方向の交流の道」
一方的な誘客ではなく、互いの土地を歩き、理解し合うプロジェクト。
2023年には台湾トレイル視察や、台湾大学生との登山キャンプを実施。2024年には台湾からのインターン受け入れ、2025年には交流が生まれた台湾のハイカーコミュニティが残雪と桜ツアーにて1週間福島へ山旅へ訪れ、12月には台湾の中華山岳協会(日本の登山ガイド協会にあたる)と、磐梯朝日国立公園の自然の活用と保全委員会にて、友好連携協定を結ぶなど、相互交流、保全の技術交流と継続的な交流を行っています。
Trail & Train
「地域の魅力で紡ぎ、ハイカーと共に育てる」
公共交通アクセスやタクシーを組み合わせた商品開発。
旅前(プラン設計・手配)から旅中(荷物配送・コンシェルジュ)、旅後までをトータルでサポートする民間主体のプラットフォームづくりを進めています。
ガイドが同行しない「セルフガイド方式」で、ハイカー自身のペースで楽しめる仕組みを提供しています。